リフレームで心理を改善するテクニック(NLP実践心理学)
リフレームで心理を改善する
テクニックについて、解説していきます。
(NLP実践心理学)
NLP実践心理学では、
リフレームというテクニックで、
心理状態を改善することが可能です。
リフレームの「フレーム」は、
枠組みという意味です。
そして、「リ」は再度という意味が
ありますから、リフレームとは、
「枠組みを再構築する」という意味です。
では、具体的には、リフレームとは、
どんなテクニックかと言いますと、
自分が認識している物事に対する
枠組みを変えてしまうことで、
その物事から受けているストレスや
ショックを減少させるというものなのです。
たとえば、あなたが、
ラーメン屋さんに勤めたとします。
そうしますと、最初は、
皿洗いや掃除、仕込みなど、
大変な作業ばかりやらされるわけです。
すると、だんだん、
「何で、オレだけ、
こんな辛い仕事ばかりやらされるのか?」
と考えて、嫌で嫌で
仕方がなくなってくるのです。
ひどくなってくると、
「店長はオレのことが嫌いだから、
こんなひどい仕打ちをするんだ!」
なんて考えて、お店に出勤することすら、
嫌になってしまうのです。
ラーメン屋さんに限らず、
どんな職場でもそうですが、
嫌な仕事をたくさんやらないといけないので、
気分も滅入って、
うつ病になってしまう人もいます。
しかし、本当のところは、
店長があなたのことを嫌いなのではなく、
一人前のラーメン屋になるためには、
どうしても必要な修行であり試練なのです。
したがいまして、今の仕事が
辛くて仕方がない場合は、
「自分が嫌われて、ひどい仕打ちをされている」
という考え方の枠組みを変えて、
「一人前になるための修行であり、
誰にも必要なこと」という前向きな枠組みに
変えてしまうといいのです。
実際、新人のころの辛い作業経験が
基盤となり、大きな仕事が
できるようになっていくのですから、
「辛くても修行」と割り切って
しまえばいいのです。
そして、脳内の認識において、
枠組みを変えてしまうと、
不思議なことに、今まで辛かったことが、
ウソのように辛くなくなります。
辛さを感じていたのは脳ですから、
辛さを感じなくさせるのも、
脳にはできるのです。
それどころか、辛くても
楽しく感じられるようにまでなります。
これが、リフレームという
NLP心理学におけるテクニックなのです。
このように、自分の脳内における
枠組みや捉え方を変えることで、
今まで辛かったことが楽しくなりますので、
ぜひ、使ってみてほしいと思います。
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