同じ作業を長く続けると心に負担がかかる
同じ作業を長く続けると
心に負担がかかるということについて、
解説していきます。
うつ病や燃え尽き症候群、
神経症などの心の病にかかる人は、
同じ作業をえんえんと何時間も
続ける傾向があります。
そして、休憩を入れず、
ぶっ通しで朝から夜まで
やり続けるのです。
ひどい場合は、寝る間も惜しんで
作業をやり続けます。
もちろん、仕事でどうしても
そのような作業をしないといけない
場合もありますが、
心の病にかかる人は、
家に帰ってまで、
仕事を続けたりします。
まさに、気の休まる暇もないほど、
作業をやり続けるのです。
このように、同じ作業を
えんえんと何時間もやり続けると、
心の同じ部分ばかり、
休みなしに使い続けて
負担をかけますので、
長期に渡ると、心が壊れてしまう
結果になるのです。
そして、心が壊れるばかりでなく、
デスクワークであれば、
目、肩、腰もやられてしまうのです。
したがいまして、同じ作業を
何時間もぶっ通しでやってしまう人は、
まず、「自分が何でもやり過ぎる傾向にあり、
ブレーキをかけることができない」
ということをしっかりと自覚しましょう。
そして、１時間なら１時間に１回、
２時間なら２時間に１回は、
しっかりと休憩を取ってください。
心理学的には、
人間が集中できる時間は、
２時間が限度と言われています。
したがいまして、２時間に１回は、
休憩を入れる方がいいでしょう。
もちろん、休憩時間中にも
仕事のことを考えていたら、
休憩の意味はありません。
何も考えず、ボーッとしているのが
いいでしょう。
作業に凝り固まった心と体を、
しばらく解放してあげてください。
また、同じ作業をずっと続けるのではなくて、
他の異なる作業もやるようにしてください。
他の異なる作業をやることで、
気持ちもリフレッシュしますし、
心の異なる部分を使いますので、
心の同じ部分ばかり負担をかけてしまうことを、
防止することができます。
根を詰めて、
心や肉体の疲労をかえりみずに、
作業に没頭することがないように、
くれぐれも注意してください。
没頭するのはいいのですが、
心や肉体の疲労には、
留意してあげてください。
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