都市化&情報化すると社会的速度が増す
都市化&情報化すると社会的速度が増す
ということについて、解説していきます。
心理学者のある実験によりますと、
人々が歩くスピードを計測したところ、
都市部に住む人たちは、
田舎に住む人の2倍以上もの速度が
あることが分かりました。
また、生活リズムのスピードが速い人や
頭の回転が速い人ほど、
歩くスピードも速くなります。
このことから、都市化が進むにつれて、
人々は、より活動速度が速くなり、
せっかちになっていくことが分かります。
さらには、情報化社会になりますと、
インターネットを介して
一瞬で情報が行き来しますので、
その感覚に慣れることで、
もっと、せっかちになっていきます。
したがいまして、都市化&情報化は、
人々をせっかちにし、
社会的速度を上げる
ということがお分かりいただけると
思います。
もちろん、社会的速度が上がることにより、
社会の発展スピードが上がりますから、
良いことではあります。
その反面、人々の心に苛立ちと焦りが生じ、
せっかちで競争的な心理状態が
生まれます。
その結果、いじめやケンカ、
足の引っ張り合いや
うつ病、神経症といった心理的トラブルも
発生しやすくなるのです。
全ての物事には副作用がありますから、
しかたのないことではありますが、
都市化、情報化のメリットを享受しつつも、
デメリットを克服するあらゆる手立てを
講じていくことが必要となります。
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