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主は怒りを以て師を興すべからず

 

 

主は怒りを以て師を興すべからずという

 

故事成語について、解説していきます。

 

 

「主は怒りを以て師を興すべからず、

 

 将は慍(いきどお)りを以て戦いを致すべからず。」

 

(原文)主不可以怒而興師、将不可以慍而致戦。

 

孫子より

 

 

「孫子の兵法」でおなじみの

 

孫子のことばです。

 

 

主君は、怒りから師団(軍隊)を

 

編成するべきではなく、

 

将軍は、憤りから戦争を

 

始めるべきではないという

 

貴重な言葉です。

 

 

軍隊を編成し、戦争を始めるには、

 

莫大な費用と人民の犠牲を必要とします。

 

徴兵もおこなわれます。

 

 

また、戦争を始めれば、

 

勝っても負けても多くの命を失い、

 

はかり知れないほどの怨恨が残ります。

 

町は焼け野原になるでしょう。

 

 

ですから、怒りや憤りを理由として、

 

軽々しく戦争を始めるべきではありません。

 

 

怒りや憤りを静めるだけのために

 

戦争をおこなうのは、余りにも犠牲が多く、

 

愚の骨頂なのです。

 

 

孫子の兵法を読みますと、

 

孫子は鏡の法則を理解していたと

 

考えられる部分が

 

数多く見受けられます。

 

 

名前は違えども、

 

いつの時代にも流れている法則ですので、

 

孫子は鏡の法則に気づいていたことでしょう。

 

当時は、道(タオ)と呼ばれていたようです。

 

 

いつの時代でも、争いを起こしますと、

 

多大な犠牲を必要とします。

 

現代であれば、喧嘩、暴力、

 

訴訟などでしょう。

 

 

争いを起こすことで、

 

多大なエネルギーを必要とし、

 

勝っても負けても怨みが残るのですから、

 

単なる怒りや憤りのみで

 

争わないようにしましょう。

 

 

「ついカッとなったから相手を傷つけた」、

 

「ついカッとなったから争いをしかけた」

 

だけではすまない悲惨な結果が待っています。

 

 

また、原因の結果の法則により、

 

争いによる負の原因(カルマ)を積むことになり、

 

後々、厳しく返済を迫られることになります。

 

 

争いは、怒りや憤りに任せておこなうことなく、

 

本当に必要な時だけおこなうようにしましょう。

 

 

本当に必要な時とは、

 

自分の身を守る時、他者の身を守る時など、

 

正当防衛と考えられる時です。

 

 

 

 

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