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スキーマとは体験や知識が体制化されたもの

 

 

スキーマとは体験や知識が体制化されたもの

 

ということについて、解説していきます。

 

 

認知心理学には、

 

スキーマという概念があるのですが、

 

これは、人間が蓄積してきた体験や知識が

 

まとまって体制化されたものです。

 

決して、隙間(すきま)ではありません。

 

 

心理学者のラメルハートとオートニーは、

 

スキーマについて、

 

記憶に貯蔵された一般的な概念を

 

表現するデータ構造」と定義しました。

 

 

たとえば、我々が、中華料理店に入るときは、

 

店に入り、椅子に座り、注文をして、

 

料理ができるのを待って、

 

料理が出てきたら食べて、

 

最後はお金を支払って外に出るという

 

一連の流れをあらかじめ知っています。

 

 

何度も中華料理店に行っているうちに、

 

自分の中に経験と知識がデータ構造のように

 

構築されるのですが、

 

これが、スキーマというものです。

 

 

スキーマがあるために、

 

我々は、何ら混乱することなく、

 

中華料理店で天津飯や餃子、ラーメンなどを

 

楽しむことができるのです。

 

 

また、スキーマには、驚くべきことに、

 

何らかの情報が欠けている場合は、

 

そのデータ構造に見合う最も典型的な値が

 

割り当てられるという不思議な機能が
 
あります。

 

 

たとえば、ある中華料理店に、

 

メニューが一切なかったとしても、

 

自然と、ラーメンや餃子を

 

注文することができるのは、

 

スキーマが、欠けている情報を
 
典型的な値で

 

補完してくれるからです。

 

 

このように、人間の行動パターンには、

 

スキーマが非常に大きな役割を

 

持っているということを覚えておいてください。

 

 

そして、このスキーマが
 
たくさん蓄積されてくると、

 

その人特有の心理的なパターンが

 

形成されていきます。

 

 

また、性格の一部や行動についても、

 

スキーマに影響されます。

 

 

たとえば、幼少時に、虐待されたり

 

阻害されてきたりしましたら、

 

心の中に、人間は残酷かつ非情なものだという

 

スキーマが構築されます。

 

 

そうしますと、日常的な些細な出来事が

 

あっただけの場合でも、

 

「きっと、自分は嫌われているんだ」とか、

 

「きっと、自分に対して攻撃しようとしているんだ」とか、

 

勝手に、スキーマが歪んだ形で情報を

 

補完してしまうのです。

 

 

このようなことが積み重なりますと、

 

心の病になったり、

 

社会的に適応できなくなったり、

 

異常な行動を示すようになったりします。

 

 

ひどくなると、法律に触れる行為をしてしまったり、

 

自らの命を絶とうとすることもあります。

 

 

したがいまして、心の病を癒すには、

 

その人物が形成してきたスキーマを探り出し、

 

スキーマを構築しなおす必要があるのです。

 

 

 

 

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