自己開示の法則を学校で使う
自己開示の法則を学校で使う
テクニックについて、紹介していきます。
これは、人間誰しも、
自分の弱さをさらけだすことができる人、
つまり、自己開示がおこなえる人に
好意を抱き、親近感を覚えるという
法則です。
なぜかと言いますと、
人間誰しも弱い部分を持っていまして、
ほぼ例外なく、心の弱さを隠し持っていると
考えてもらってOKです。
そのため、誰かが自分の弱さをさらけ出すと、
「ああ、そうなんだよ。オレにもその弱さがあるんだ」
「あなたも同じ弱さを抱えているのね」なんて、
共感してもらえた上に、
好意と親近感を覚えてもらえるのです。
したがいまして、
学校でたくさんの友達や仲間を作りたいなら、
自分の弱さをさらけ出して、
どんどん周囲に言ってください。
最初は勇気がいりますが、
すぐに慣れますからご心配なく。
逆に、全く友達ができないと
悩んでいる人を観察してみると、
ほとんどの人が、自分の弱さを完全に隠し、
言わないようにしています。
弱さを見せない人物に対しては、
誰しも心理的な壁を感じるため、
中に入っていくことができず、
親密な関係になろうとしても、
親密になれないんですね。
その結果、表面的な付き合いで終わり、
友達や仲間にはなれないのです。
たとえば、一度人気が急落した
芸能人やタレントが、
自分の弱さをさらけ出したり、
毒舌で本音を言いまくるようになって、
大ブレイクしたという話が
たくさんあります。
これはなぜかと言いますと、
誰しも本音を求めているし、
自分の弱さをさらけ出せる人が
好きなのです。
これは、人間の本質と
言えるでしょうね。
みんな、作られた外面だけの人格には
嫌悪感を覚えるけれども、
本音の人間、さらけ出す人間には
好意を抱くということです。
なお、弱さをさらけ出したら、
拒絶されるのではないかと
心配する必要はありません。
人間誰しも、他人の弱さについては、
とても寛容です。
なぜなら、自分自身も多くの弱さを
持っているからです。
以上、まとめますと、
学校で真の友達や仲間を増やしたいのなら、
自分の弱さをさらけ出し、
自己開示をおこなってください。
そうすれば、たくさんの共感者や
協力者が現れ、
友達や仲間もたくさん集まってくる
ようになります。
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