寛大な家庭で育った子供は我慢強くなる
寛大な家庭で育った子供は、
我慢強くなります。
なぜかと言いますと、
寛大な家庭で育ちますと、
怒られるから止めるとか、
叱られるから止めるということが
少ないため、現実そのものと
直接向き合う機会が与えられるからです。
子供が現実そのものと
直接向き合うことにより、
物事を成し遂げるには、
我慢強く何度も何度もチャレンジする必要がある
ということを、小さい時分より悟るからです。
現実そのものは、
非常に素晴らしい教師です。
子供にとっては、積み木も人形も、
砂場も滑り台も、全て現実そのものです。
失敗や成功も、全て、貴重な経験です。
そして、現実そのものから学ぶことにより、
子供は、忍耐と我慢強さが必要であることを、
子供心に実感して学び取るのです。
逆に、何でもかんでも叱ってばかりでいると、
子供には失敗の経験が与えられず、
「叱られるからしない」という浅い理解で
止まってしまいます。
これは、実は、現実から直接学ぶ機会を
奪ってしまっているのです。
したがいまして、叱られてばかりの
子供につきましては、
「叱られそう」とすぐに判断して
ピタッと止める反射能力は身に付きますが、
現実を理解して、
なぜやってはいけないのかを学ぶ機会が
非常に少なくなります。
寛大な心で子供に接すると、甘くなって、
子供も甘えたになると考えるかと思いますけれど、
実は、そうではないのです。
両親が寛大であればあるほど、
実は、子供達は、
忍耐力と我慢強さを手に入れることに
なります。
ただし、寛大さと甘やかしは異なりますので、
そこのところは、十分に注意してください。
寛大さとは、「失敗しても許す心」です。
逆に、甘やかしは、
「子供のわがままを叶えてあげる」
ということです。
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