年代によって心の病の特徴は変化する
年代によって心の病の特徴は変化する
ということについて、解説していきます。
人間の人生におきましては、
幼少期、青年期、壮年期、老年期と、
それぞれ生活環境が非常に異なりますし、
役割や社会的責任も異なります。
したがいまして、当然のことながら、
心の病の特徴も、年代によって、
大きく異なります。
たとえば、中学生~高校生であれば、
進路や恋愛の悩み、
友人関係や家族関係の悩みから、
心の病を発症することが多いです。
また、大学生や新入社員であれば、
就職や仕事に関する悩み、
他者との競争や劣等感から来る悩み、
自分の能力や会社での
人間関係についての悩みから、
心の病を発症することが多いです。
さらには、中年期であれば、
社会的責任や家族の
扶養の重圧から来る悩み、
仕事上の部下統率や教育の悩み、
家族関係や、肉親との死別から来る
ストレスなどから、
心の病を発症することが多いです。
また、老年期であれば、
社会からの孤立、
身体機能の低下、友人知人との死別、
活動範囲が狭まることによるストレスや、
死と病気への不安から、
心の病を発症することが多いです。
このように、年代ごとに、
心の病が発生する要因が異なるため、
その特徴も様々に変化してくということを
ご理解いただきたいと思います。
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