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性同一性障害とはどんな病か

 

 

性同一性障害とはどんな病かについて、

 

解説していきます。

 

 

性同一性障害とは、
 
自分自身の身体の性別と、
 
心が感じている性別が
 
同一ではないという障害です。

 

 

たとえば、身体は男性であっても、
 
心は女性であり、
 
化粧や女の子らしい服装を好み、

 

男性に恋をするといった人たちです。

 

 

逆に、身体は女性であっても、
 
心は男性であり、男らしい行動を取り、

 

積極的、かつ、活動的であり、

 

女性に恋をするといった人たちです。

 

 

臨床心理学では、このような人たちのことを、
 
性同一性障害にかかっているとしています。
 

 

しかしながら、

 

現代の医学、および、心理学では、
 
性同一性障害の原因は、
 
はっきりとは分かっていません。

 

 

男性ホルモンや女性ホルモンの
 
バランスが崩れたために、
 
発症するのではないかという見方もありますが、
 
断定できるものではありません。

 

 

なお、性同一性障害にかかっている人にも

 

個人差がありますので、

 

女の子らしい服装ができれば、
 
それで満足できるという男性もいれば、

 

生殖器を外科手術で切り取ってしまわないと、

 

気持ちがおさまらない人まで存在します。

 

 

また、性同一性障害を治す方法は、
 
今のところ見つかっておりませんから、

 

この障害とは、うまく付き合って、

 

一生を送っていく必要があります。

 

 

したがいまして、家族の理解はもちろん、
 
周囲の理解が求められますし、
 
社会の理解も必要となってきます。

 

 

なお、昔の日本であれば、男は男らしく、
 
女は女らしくという風潮でしたから、

 

性同一性障害にかかっていた人は、

 

それはそれは苦しかったと思います。

 

 

自分の気持ちをそのまま表現すれば、
 
いじめや村八分などにあって、
 
石を投げられることもあったでしょう。

 

 

しかしながら、現在の日本社会では、
 
芸能人やタレントとして、
 
性別の分からない人たちが
 
多く出演していることもあって、

 

性同一性障害を受け入れる社会環境が

 

できてきているようです。

 

 

さて、ここからは、臨床心理学の話から

 

若干それまして、

 

トランスパーソナル心理学の観点から、

 

性同一性障害を見ていきたいと思います。

 

 

もし、トランスパーソナル心理学には
 
興味がないという方は、

 

他の記事や、他のカテゴリーに

 

移っていただけましたら幸いです。

 

 

トランスパーソナル心理学では、
 
人間は、肉体に霊魂が宿って
 
形作られているとしています。

 

 

また、霊魂は永遠の生命を持っており、
 
死ぬことはありませんから、

 

何度も生まれ変わりを繰り返し、

 

輪廻転生をおこないます。

 

 

そして、ある人生では、女性になり、
 
ある人生では、男性になって、
 
その両性を学びます。

 

 

基本的に、霊魂には性別はないのですが、

 

地球上に生きている時の経験から、
 
男性的な霊魂や、女性的な霊魂が存在します。

 

 

したがいまして、

 

性同一性障害につきましては、

 

前世が女性であった霊魂が、
 
男性の肉体に宿った場合に、
 
前世の女性であった感覚や経験が
 
残っているために、

 

発症するものであると考えられます。

 

 

その逆も、しかりです。

 

前世が男性であった霊魂が、
 
女性の肉体に宿った場合に、
 
前世の男性であった感覚や経験が
 
残っているために発症するのです。

 

 

ですので、本当の意味では、
 
障害でも病気でもなくて、
 
単純に、前世の記憶が強いために、
 
発生する現象と考えられるのです。

 

 

なお、霊魂には、根本的には性別はなくて、

 

男性と女性の両方を体験して、
 
両性の良い点と悪い点を学び、
 
霊魂として進化していくものです。

 

 

プラスとマイナスがあって

 

はじめて電気が流れるように、

 

男性と女性の両極端を経験してこそ、
 
性の何たるかを知って、
 
性を超越することができるのです。

 

 

ですので、霊魂の進化の観点から考えますと、
 
本当は、男性の肉体に宿った時は、
 
男性らしく生きて、

 

男性という性をしっかりと生きて、

 

男らしさを学ぶといいのです。

 

 

また、女性の肉体に宿った時は、
 
女性らしく生きて、

 

女性という性をしっかりと生きて、

 

女らしさを学ぶといいのです。

 

 

ただし、性同一性障害として
 
表面化する人たちは、
 
前世の記憶があまりにも強い人たちであるか、

 

もしくは、これまで何度も転生を

 

繰り返してきた時に、

 

女性として生まれてきた回数が

 

多い人たちです。

 

 

したがいまして、

 

男性として生まれた時は男らしく、

 

女性として生まれた時は女らしく

 

生きた方がいいとは、

 

強く言えないのも確かです。

 

 

それに、現在社会の男らしさ、
 
女らしさというあまりにも偏った概念をぶち壊し、

 

新しい考え方を世に広める目的を持って、

 

生まれてくる霊魂もいます。

 

 

確かに、男らしさとか、

 

女らしさといった概念も、

 

あくまでも、社会的な常識と
 
呼ばれる考え方ですから、
 
絶対ではないし、もっと寛容で
 
あってもいいわけです。

 

 

そもそも、「男らしさって何?」、
 
「女らしさって何?」、
 
「誰がそんなこと考えたの?」、
 
「誰がそんなこと決めたの?」という

 

疑問も湧いて来ます。

 

 

以上のことから、結論としましては、

 

社会全体が、男らしさや女らしさに
 
固執し過ぎないように、
 
もっとオープンに、かつ、
 
寛容にならないといけないと
 
いうことになります。

 

 

社会全体が、性に対して
 
オープンかつ寛容になることで、

 

性同一性障害という言葉や概念すら、

 

なくなっていくことでしょう。

 

 

もちろん、そうなるためには、
 
まだまだ何十年もかかるでしょうし、

 

さまざまな努力が必要になるでしょうけれど、

 

必要なことと考えられます。

 

 

 

 

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