今すぐ使える新時代の心理学講座~日常・仕事・恋愛・学校・スポーツで今日明日から使える実践技術~


行動療法とはどのようなものか

 

 

行動療法とはどのようなものか
 
について、解説していきます。

 

 

主に、神経症などを治療するに
 
当たりましては、

 

行動療法をおこなうことが多いです。

 

 

行動療法につきましては、

 

あくまでも、行動、すなわち、

 

目に見えて、体の動きとして
 
分かる部分を修正していく療法です。

 

 

行動療法は、心の内面を分析したり、

 

心の内面から癒していくという観点ではなく、

 

あくまでも、行動だけを見ていくものです。

 

 

なぜ、行動だけを見ていくのかと言いますと、

 

行動療法では、科学的に証明できる
 
行動のみを対象にし、
 
心の内面や深層意識などの科学的に
 
分析できない部分には、
 
注目しないスタンスを取っているからです。

 

 

外から観察できない心の内面については、

 

研究対象としない、

 

行動主義心理学が元となっているからです。

 

 

また、行動療法では、
 
神経症にかかっている人が
 
おこなう不適切な行動は、
 
間違って学習されたか、
 
適切な行動が学習されていないと
 
考えます。

 

 

たとえば、不潔恐怖症にかかっている人は、
 
手を何時間も洗っても、まだ、
 
手が綺麗になったと感じられません。

 

 

そこで、行動療法家は、
 
「すでに手は綺麗になっていますよ」と
 
何度も繰り返し注意してあげます。

 

 

そうすることによって、

 

適切な行動を学習し、
 
何時間も手を洗う行動が、
 
なくなっていくのです。

 

 

また、犬の恐怖症にかかっている人は、

 

小さな犬にも怯えて逃げようとしますが、

 

この場合も、行動療法家は、
 
「その小さな犬から逃げないで、触ってみてください」、
 
「その小さな犬は、危険ではありませんよ」と
 
何度も注意します。

 

 

そうしているうちに、小さな犬は

 

大丈夫と学習することができて、

 

次第に、犬の恐怖症もなくなっていくのです。

 

 

このように、行動に注目し、
 
不適切な行動に修正を加えて、
 
適切な行動を学習させることで、
 
治療していくのが、行動療法なのです。

 

 

 

 

スポンサーリンク




関連コンテンツ




関連ページ

臨床心理学とは何か
健康な心とは物事にとらわれない心の状態である
カウンセリング、心理療法、臨床心理学の違い
臨床心理士とカウンセラーの違い
カウンセリングとは一体何なのか
カウンセリングの実施順序と効果
カウンセラーに向いている人、向いていない人
年代によって心の病の特徴は変化する
神経症と精神病の違い
不安神経症とはどんな病なのか
強迫神経症とはどんな病なのか
双極性障害とはどんな病なのか
適応障害とはどんな病なのか
PTSD(心的外傷後ストレス障害)とは何か
統合失調症とはどんな病か
解離性同一性障害とはどんな病か
性同一性障害とはどんな病か
抑うつ神経症とはどんな病か
小児の発達障害にはどんなものがあるのか
無意識を意識化して治療する
思い浮かんだことを全て言葉にする効果
心理療法は言葉で癒す治療法
来談者中心療法とはどのようなものか
認知行動療法とはどのようなものか
内観療法とはどのようなものか
自律訓練法とはどのようなものか
森田療法とはどのようなものか
グループ療法とはどのようなものか
家族療法とはどのようなものか
遊戯療法とはどのようなものか
箱庭療法とはどのようなものか
夢分析を使った心理療法
DSM(精神疾患の診断・統計マニュアル)で診断する
心理アセスメントとはどのようなものか
心理テストにはどのようなものがあるのか
ひきこもりは必要なプロセス
心理アセスメントとは何か
心理カウンセリングは本当に効果があるのか



引き寄せの法則オススメ教材






ツイッターやってます






 
トップページ ツイッター 引き寄せ カウンセリング YouTube動画