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家族療法とはどのようなものか

 

 

家族療法とはどのようなものか
 
について、解説していきます。

 

 

心の病を抱えたクライエントの

 

病理を見ていくと、

 

実は、本人の問題だけではなくて、
 
家族全体の問題であることが
 
多いです。

 

 

この場合、クライエントの心を病を癒すには、

 

本人だけではなくて、家族全体を癒さないと、

 

根本的な解決にはなりません。

 

 

根本的な解決にならないため、

 

カウンセリングにより、
 
一時的に症状が改善しましても、

 

家に帰るといつもと同じ環境であるため、

 

結局、同じ症状が、
 
ぶり返してしまうのです。

 

 

したがいまして、

 

クライエントの治療だけではなくて、

 

クライエントを取り巻く家族関係や
 
家族員全体を対象として、
 
カウンセリングをおこなっていくのが、
 
家族療法です。

 

 

そして、家族療法の特徴につきましては、

 

家族間の問題を解決するために、

 

さまざまな気づきを促し、

 

クライエントや家族が本来持っている
 
問題解決能力を引き出していく点です。

 

 

たとえば、不登校になって、
 
家に引きこもった子供が
 
クライエントである場合、

 

確かに、脳の障害など、

 

本人が生まれつき持っている

 

器質の問題であることもあります。

 

 

しかしながら、そうではなくて、

 

家族全体の誤った価値観や考え方が、

 

クライエントに長年に渡って、
 
大きな影響を与えてきたために、
 
何らかのキッカケによって、
 
その問題が表面上に噴き出して、

 

不登校になったり、

 

家に引きこもったりすることの方が

 

多いのです。

 

 

特に、夫婦喧嘩が日常茶飯事であったり、

 

学歴などに偏重した価値観や

 

完璧主義が蔓延した家庭であったり、

 

親が家に帰ってこなかったり、
 
子供への虐待が見られる場合などに、

 

問題が爆発することが多いです。

 

 

そしてまた、不登校になったり、

 

家に引きこもったりすることにより、

 

そのことが原因で、
 
夫婦喧嘩がさらに激しくなったり、
 
虐待がきつくなったりして、

 

どんどんと悪循環が進んでいくのです。

 

 

不登校になったり、

 

引きこもってしまう子供は、

 

家族がもっと調和して、

 

協力的になってほしいという気持ちを、

 

不登校や引きこもりをおこなって、
 
家族全体に警告を発しているのです。

 

 

そこで、クライエントの不登校や

 

引きこもりを皮切りに、

 

家族全体がよりよく機能できるように
 
介入していくのが、

 

家族療法ということなのです。

 

 

 

 

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