心理アセスメントとはどのようなものか
心理アセスメントとはどのようなものか
について、解説していきます。
心理アセスメントについては、
カウンセリングや心理療法を
おこなうに当たって、
事前に、クライエントの情報を
収集することです。
アセスメントには、
評価や査定という意味がありますが、
クライエントの症状や生い立ち、
生活環境から、
症状の原因を見極めるために、
事前の情報収集は、
非常に大切となります。
場合によっては、
ロールシャッハテストなどの心理テストを
おこなうこともあります。
※ロールシャッハテストとは、
クライエントにインクのしみを見せて、
何を想像するかを述べてもらい、
クライエントの思考過程や障害を
推定するテストです。
なお、心理アセスメントにつきましては、
カウンセリングの予約受付の時から
始まっています。
予約受付の電話があった時に、できれば、
ある程度の情報を聞き出しておく方が
いいでしょう。
そして、最初の面談の際には、
いきなり心理療法を始めるのではなくて、
クライエントの訴える症状や生活環境について、
傾聴する必要があります。
また、最初の面談の際には、
温かい態度で接して、
クライエントが安心して
話しやすいようにしてあげる
必要があります。
しかしながら、冷静な観察は、
忘れないようにします。
このように、心理療法を開始する前に、
クライエントの情報をしっかりと
把握するように努めないと、
今後、どのような形で心理療法を
進めていくのか、
クライエントがどれくらいの重さの
症状を抱えているのか、
さらには、生活環境のうち、
何が原因となっているのか、
正確な診断ができなくなってしまいます。
したがいまして、クライエントの症状を
悪化させるようなミスを犯さないためにも、
事前の心理アセスメントは、
非常に重要であるということを
ご理解いただきたいと思います。
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