110%の目標にチャレンジする(スポーツ心理学)
110%の目標にチャレンジする重要性
について、紹介していきます。(スポーツ心理学)
スポーツ選手には、
いつも110%の目標にチャレンジするように、
指導していくことが重要です。
100%の現状維持では、
進歩がなく、後退していきます。
逆に、120%を超えると、
非常に困難に見えて、
選手に大きなプレッシャーがかかり、
かえってやる気がなくなってしまいます。
ここで重要なことなのですが、
110%という目標が一番適切で、
スポーツ選手にとって
成長しやすい数字なのです。
この数字は、毎回、
1割の成長を目指すということですが、
ぱっと見たところは、
1割ずつではあんまり進歩がないなと
考えるかもしれません。
しかしながら、100の能力が110%で110になり、
110の能力が110%で121になり、
121の能力が110%で133になり、
複利計算になりますから、継続すればするほど、
成長する幅が大きくなっていくのです。
そして、時間が経てば経つほど
成長スピードが高まっていき、
最後には、信じられないほどの
成長を遂げることになります。
したがいまして、
目標を適度な110%において、
いかに長く継続していくかが
大事ということになります。
もし、120%以上の高い目標を
設定していしまいますと、
一時的には、大きく成長しますが、
怪我をしたり、選手のやる気が失われたりして、
継続することができません。
継続することができないと、
複利の力を享受できませんから、
結局のところ、成長は止まってしまう
ということなのです。
以上のように、110%の適切な目標を設定して、
継続してトレーニングに励んでいくことが、
スポーツ選手には大切というお話でした。