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束の間(つかのま)つきあい(江戸しぐさの心理学)

 

 

束の間(つかのま)つきあい

 

(江戸しぐさの心理学)について、

 

解説していきます。

 

 
束の間とは、ほんの少しの間、

 

とっても短い間のことです。

 

 

そして、束の間つきあいとは、

 

ほんの短い間のつきあいの

 

ことです。

 

 

江戸時代の商人たちは、

 

ほんの短い間のつきあいであっても、

 

束の間つきあいと言って、

 

非常に大切にしました。

 

 

一期一会という言葉もありますけれど、

 

たった一回会った人であっても、

 

生涯に一度きりのチャンスとして、

 

最大限のおもてなしをしたわけです。

 

 

一回しか会わないのに、

 

どうして最大限のおもてなしなど

 

しないといけないのかと

 

不思議に思う人もいるかも

 

知れません。

 

 

しかしながら、商売におきましては、
 
たった一回だけ
 
お店に来てくれた人から、

 

口コミや噂が広まり、お店が繁盛したり、

 

逆に、お店が潰れたりすることが

 

あるのです。

 

 

それくらいに、評判や信用は

 

大切なものなのです。

 

 

ですから、

 

たった一回来た人であっても、

 

最大限のおもてなしをしたのです。

 

 

そうしますと、

 

たった一回来た人は、

 

またやって来ますよね。

 

 

すると、一見(いちげん)さんでは
 
なくなって、

 

大切なリピーターとなります。

 

 

でも、最初から、一見さんだからと

 

適当に扱ってしまっては、

 

リピーターなど増えるわけは

 

ないのです。

 

 

したがいまして、一見さんだろうが、

 

長いお付き合いのお客さんだろうが、

 

同じように最大限のおもてなしで

 

接する必要があるということ

 

なんですね。

 

 

束の間つきあいという

 

江戸しぐさには、

 

そのような大切な精神が

 

込められているのです。

 

 

 

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