はいはいの修養（江戸しぐさの心理学）
江戸しぐさにおける「はいはいの修養」
について、解説していきます。
（江戸しぐさの心理学）
江戸しぐさには、
「はいはいの修養」という
面白いしぐさがあります。
これは、他者から何か言われたら、
「はい」とハッキリ返事をして、
その人が言うことをしっかり聞いて、
改めるべくは素直に改めなさいという
奥深いしぐさなのです。
まあ、しぐさと言いますか、
良い習慣ですよね。
江戸時代の商人（あきんど）たちは、
人間的な成長が、
商人としての成長につながるので、
素直さは、非常に大事なものと
考えてきました。
また、先輩やお客さんから言われたことに、
「はい」と素直に返事をして、
よく話を聞いて、改めるべきところは
改めていくと、商人としても、
どんどん成長していくことができる
ということを体験的に知っていたのです。
そして、「はい」と素直に
返事ができる商人は、
どんどん成功していきました。
あの世界的な大企業パナソニックを
創設した松下 幸之助さんも、
商売には、素直さが非常に大事ということを
常々、言っていましたね。
逆に、「はい」と返事ができず、
素直に人の言うことが聞けない人は、
いつまで経っても成功することはできず、
逆に、没落していったのです。
したがいまして、「はいはいの修養」から、
我々は、「はい」という素直な返事、
そして、素直に相手の言うことに
耳を傾ける重要性を
再認識すべきなのです。
ちなみに、素直さとは、
単なる性格ではなく、
才能とも言えるものです。
この素直さという才能があれば、
まるで、真綿が水を吸うように、
様々な知識や技術を吸収して、
どんどん成長していけるのです。
素直さがなければ、
何も成功できないし、
精神的にも成長することは
できないのです。
素直じゃない人って、いますよね。
どんなことにも反対し、
我を通し、いたるところで
衝突している人。
このような人は、決して商売で
成功することはありません。
せっかく、江戸しぐさを学ぶのですから、
素直さの重要性を再認識し、
素直さという貴重な才能を
培っていきましょう。
素直さを手に入れれば、
グングンとすごい勢いで
成長することができるようになります。
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