美人や美男子の顔はあまり記憶に残らない（外見心理学）
美人や美男子の顔はあまり記憶に
残らないということについて、
解説していきます。（外見心理学）
ドイツの心理学者ホルガー・ヴィーゼが、
面白い実験をおこなっています。
どのような実験だったかと言いますと、
美人や美男子の写真と、そうではない
写真を見せた後で、どれだけ顔を
覚えているかを調査したのですね。
そうしますと、意外なことに、
美人美男子よりも、そうではない顔で、
印象的で特徴的な顔をより良く
覚えているという結果が出たのです。
したがいまして、美人美男子だけが
顔を覚えてもらえるというわけではない
ということです。
そうではなくて、美人美男子ではなくても、
印象的、特徴的な顔の方が覚えて
もらえるということなのですね。
ですから、営業の仕事をされている方など、
相手に覚えてもらいたい人は、
美人美男子を目標としたメイクではなく、
印象的に見える特徴を強調したメイクの方が
効果的と言えるでしょう。
美人美男子ではなくても、印象的な顔を
されている人は、ぜひ、喜んで
いただきたいと思います。
たとえば、テレビのお笑いタレントで、
眉毛をマジックで太く書いた女性が
大活躍したりしています。
確か、ナカモトさん、いや、
タキモトさんでしたか。
あ、イモトさんです。
普通の眉毛のままでしたら、
おそらく今のようなブレイクは
しなかったでしょう。
このアイデアをひらめき、
実行されたこと自体が、
そのタレントさんの実力である
のですが、外見心理学から
分析しましたら、その眉毛の
強烈なインパクトが
テレビでの大成功につながる
大きな役割を果たしたと言えます。
もちろん、眉毛だけではなくて、
その方の人間的に素敵なキャラクター
も成功の要因です。
しかしながら、マジック眉毛が
果たした役割は大きいのです。
この方は、とてつもない美人
というわけではありませんが、
お茶の間の大人気タレントと
なっています。
ですから、上述のように、
美人美男子でなければ
顔を覚えてもらえないといった
誤った認識を捨てまして、
いかにインパクトのある
印象的な顔にすることができるか、
いろいろと考えて
メイクなどおこなえばいいと
いうことであります。
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