涙とともにパンを食べたものでなければ人生の味はわからない
涙とともにパンを食べたものでなければ
人生の味はわからないというゲーテの名言について、
解説していきます。
「涙とともにパンを食べたものでなければ
人生の味はわからない。」
ゲーテの言葉より
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(1749-1832)
ゲーテは言わずと知れた、
ドイツの大詩人・大作家です。
平穏無事に生きていければ、
とてもいいことに思えます。
でも、苦労して生きて、
人生のどん底まで経験したのでなければ、
人生の味はわからないという、
深くて味わいのある言葉です。
うれしいこと、楽しいことは、
過去につらいこと、苦しいことがあってはじめて、
真の意味で経験できます。
生まれてからずっとうれしかったら、
それをうれしいことだとは感じとれないでしょう。
当たり前になっています。
生まれてからずっと楽しければ、
それを楽しいことだとは感じとれないでしょう。
比較できないからです。
苦しみがあるから、楽しみが存在できます。
悲しみがあるから、嬉しさが存在できます。
さらに、人生の真理を開く
最大究極の幸福の前には、
必ず、とてつもない、
これ以上ないくらいの苦しみ、
悲しみを経験します。
お釈迦さんが悟りを開く直前、
これまにない非常に大変な精神的苦痛を
試練という形で味わいました。
イエスキリストも、活動を開始する前に、
荒れ野で40日間の試練を味わいました。
このように、マイナスがなければ、
プラスは存在できないのです。
真に人生を味わうなら、
苦しみも悲しみも、嬉しさも楽しさも、
フルに経験する必要があるということです。
楽しいだけが人生じゃない、
楽しみだけを追い求めてはいけない
ということを知っておいていただきたいと思います。
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