怨みに報ゆるに徳を以(もっ)てす
怨みに報ゆるに徳を以(もっ)てす
という故事成語について、解説していきます。
「怨みに報ゆるに徳を以(もっ)てす。」
(原文)報怨以徳。
老子より
人に怨まれたら、どうすればよいのでしょうか。
一番まずいやり方が、怨みに対して、
やり返したり攻撃し返すことです。
目には目を、歯には歯を
という考え方ですね。
そうすると、怨みが怨みを呼び、
終わることのない悲劇が続きます。
この世界には鏡の法則が流れているため、
相手に対しておこなったことは、
必ず自らに返ってくるからです。
そうではなく、怨みに対しては、
徳をもって対応するのが良いのです。
徳をもって愛と親切と思いやりの行動を
取り続けることによって、
相手の心の中にある怨みの感情は
少しずつ薄れていきます。
負の原因(カルマ)が少しずつ
解消していくからです。
そして、怨みの感情がなくなり、
相手の心に愛と親切と思いやりの感情が
湧いてきます。
怨みに対しては、徳をもって対応しましょう。
鏡の法則上、それが一番効率のよいやり方です。
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