人事を尽くして天命を待つ
人事を尽くして天命を待つという
故事成語について、解説していきます。
「人事を尽くして天命を待つ。」
(原文)盡人事而待天命。
雑書より
物事を成し遂げるには、
人事と天事が必要です。
人事とは、人が行う努力です。
天事とは、天が行う現実化です。
人間の努力には限界があります。
人間ですので、どうしても限界があります。
でも、一生懸命、全力を尽くす
必要があります。
精一杯、努力をしたなら、
やれることは全てやり尽くしたなら、
あとは、天に任せるしかありません。
現象を実際に動かしていくのは、
天であり、大自然だからです。
やれるだけの努力、人事を尽くせば、
あとは、天の実現力、
天命を待つしかありません。
天がノーと言えば、物事はなりません。
天がイエスと言えば、物事が成就します。
人間にできることには、限界があるのです。
人事を尽くしたなら、あとは全てを天に捧げ、
天命に任せてしまいましょう。
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