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「図」と「地」とその反転

 

 

「図」と「地」とその反転について、

 

解説していきます。

 

 

ゲシュタルト療法では、

 

「図」と「地」という独特な

 

言い回しを使います。

 

 

「図」とは、注意を向けて、
 
焦点を合わせている物事のことであり、

 

「地」とは、それ以外の背景となる
 
物事のことです。

 

 

もし、「図」に不快なことや
 
苦痛なことばかりが存在すると、

 

人生は、不快で苦痛なものに

 

感じるようになりますから、

 

「地」に回してしまうということも、

 

場合によっては必要になります。

 

 

たとえば、子育てにおいて、

 

子供の間違いや欠点ばかりに目が行き、

 

「図」にマイナスの感情ばかりが存在すると、

 

いつも不快な感情に支配されて、
 
イライラしてしまうようになります。

 

 

そのような場合は、

 

「図」と「地」の転換をおこなって、

 

子供の良い点や、長所、

 

うまくいったことなどに目をやるようにして、

 

子供の間違いや欠点は、

 

「地」の方に回してしまうとよいのです。

 

 

そうしますと、いつも楽しく
 
子育てができるようになり、

 

イライラしたり、心の病に

 

陥ったりしなくなるのです。

 

 

また、「地」に存在する物事については、

 

クライエントが普段は注目しておらず、

 

背景としてしか認識していない物事ですが、

 

実際には、「地」に押しやられた物事や

 

感情エネルギーが、

 

心の病を癒す糸口となることが多いです。

 

 

そこで、ゲシュタルト療法では、
 
「図」と「地」を自由に転換できるように、

 

クライエントの心理的な成長を

 

促していきます。

 

 

心の病に陥る人は、
 
「図」と「地」を転換することが
 
苦手です。

 

 

逆に、心が健康な人は、

 

「図」と「地」を自由に転換することが

 

できます。

 

 

したがいまして、

 

心の健康を取り戻すには、

 

「図」と「地」を自由に転換できるようになる
 
必要がありますので、

 

ゲシュタルト療法家がうまく誘導して、

 

「図」と「地」を自由に転換する能力を

 

引き出してあげる必要があるのです。

 

 

特に、ゲシュタルト療法家は、

 

抑圧して目を遠ざけている「地」の部分に
 
隠れたエネルギーを

 

非常に重要視します。

 

 

そして、心の病のほとんどが、
 
「地」の部分に隠れたエネルギーを

 

「図」に浮かび上がらせて、
 
心理的な気づきを得ることで、

 

解消するものなのです。

 

 

 

 

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