トランスパーソナル心理学とは何か
トランスパーソナル心理学とは
何かについて、解説していきます。
トランスパーソナル心理学とは、
人間性心理学から発展した
第4の心理学と呼ばれる、
自己超越の心理学です。
この心理学の特徴は、
行動、認知、感情など、
自分自身のみを対象にした
心理学とは異なり、
自分を超えて、神や宇宙といった
超意識とつながることをも
対象にした心理学である
という点です。
したがいまして、人間の可能性を
自分を超えた領域にまで
拡大できるのですが、
その反面、臨床的な研究成果が少なく、
再現性にも乏しい上に、
スピリチュアルな事柄にも言及するため、
これは宗教であるとか、
オカルトであるといった批判が
多いのも事実です。
もともと、ニューエイジ思想から
生まれてきた心理学であるので、
どうしても、宗教的な要素を
持ってしまう傾向にありますが、
しかしながら、この心理学を
学ぶことよって、人間の可能性を開き、
よりポジティブな人生を歩むことが
できるようになる効果がありますので、
学ばないよりは、学んだ方がいいと
言えます。
従来の心理学は、人間一人一人を
対象として研究されてきましたので、
悟りの現象や宇宙と合一する体験、
輪廻転生などを知るためには、
どうしても限界があり、
説明がつかないのが現状です。
そして、このような現状を打破する役割を
担うことができる心理学としては、
やはり、トランスパーソナル心理学
であろうと見る人たちも多いです。
ですので、自分を超越する知識を学んで、
より高く進化できるようにするために、
今後も必要とされる心理学と
言えるかと思います。
惜しむらくは、臨床研究の成果や
再現性の乏しさがありますので、
今後の更なる研究と結果発表を
期待したいところです。
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