人生で起こることはどんなことにも意味がある
人生で起こることはどんなことにも
意味があるということについて、
解説していきます。
トランスパーソナル心理学では、
「人生で起こることはどんなことにも
意味がある」と言っています。
人生に起こることには、
偶然の出来事は、
一切存在しないのです。
なぜなら、この世界は、
鏡の法則を中心とする
根源法則に支配されており、
マクロからミクロまで、
あらゆる出来事が、
根源法則にのっとって
発生するからです。
これらの根源法則は、
非常に厳格に作用し、
まさに数学的厳正さをもって、
現実化作用をもたらします。
したがいまして、あらゆる出来事に、
神の意志が含まれておりますから、
偶然などは、存在し得ないのです。
もし、偶然に思える出来事が
あったとしたら、
人間の狭い視点から見たために、
偶然に思えただけです。
そんな場合でも、必ず神の意志が
含まれています。
そして、神様は、一つの出来事に、
何重もの意味を含ませていることが
ほとんどです。
神様は、全知全能ですから、
一つの出来事に、
いろんな側面から、
意味を持たせているのです。
たとえば、交通事故に遭って
大怪我をしたとします。
世間的に見れば、
運が悪かったと言われて
終わりです。
しかしながら、神様からしますと、
交通事故を起こした人物と、
被害に遭った人物の両方に、
過去生からのカルマを適用し、
カルマの清算を図って、
双方の霊的成長を促す目的が
あったのです。
また、被害に遭った人物が、
他者の痛みを理解できない
性格であった場合など、
怪我をして痛みを知ることで、
より他者に対して思いやり深く、
他者の痛みの分かる人物に
なってもらうように、
交通事故という出来事を
利用することも多いのです。
そして、「袖触れ合うも他生の縁」
と言いますように、
交通事故を起こした相手側とも、
過去生にて何らかの縁があります。
たとえば、首の骨を折る
大怪我だった場合、
戦国時代の過去生において、
相手の首を切ったことがあり、
そのカルマが自分自身に返ってきた
という場合もあります。
このように、あらゆる出来事には、
必ず、その霊魂を成長させる目的が
含まれているものなのです。
また、カルマの清算を図り、
鏡の法則を理解させて
成長させようともするのです。
この世界で生きていますと、
非常に残酷なことや、
非情な出来事も起きてきます。
それでも、奥深いところには、
苦しい体験からの気づきにより、
その人物の霊魂を成長させようという、
神様の深い愛が込められていることを
知るべきです。
したがいまして、あらゆる出来事には
神様の意志がはたらいており、
何らかの気づきを促して、
霊的成長を図ろうとしているということを、
ご理解いただければと思います。
ですので、何か出来事が起きた場合は、
「なぜ、神様は、このような出来事を
起こされたのだろう?」と
考える習慣をつけていきましょう。
そうすることで、次第に、
神様の意志を知ることになり、
霊的成長を図って、霊界から天界へと、
霊位を上昇していくことができるように
なるのです。
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