見守っている観察者こそが本当のあなたである
見守っている観察者こそが本当のあなたである
ということについて、解説していきます。
トランスパーソナル心理学では、
自我の超越を重要視しています。
自己実現では足りず、自我を超越することが、
人生の最終目標であると言っています。
では、どうすれば、自我を超越することが
できるのでしょうか。
実は、自分自身を観察することで、
簡単にそれは成し遂げられるのです。
目をつむって、自分の思考や感情を
見守ってみましょう。
思考や感情に巻き込まれないように
注意してください。
じっと、観察していくのです。
そうしますと、不思議なことに
気づくはずです。
あなたは、思考ではないし、
感情ではないということです。
じっと観察していくうちに、
思考から、ある一定の距離を置いて
観察できるようになります。
感情から、ある一定の距離を置いて
観察できるようになります。
不思議な現象ですよね。
自分自身だと思っていた思考や感情が、
実は、本当の自分ではなかったと
いうことの発見となります。
では、本当の自分とはなんでしょうか。
そうです。
本当の自分とは、観察者なのです。
思考や感情を見守っていて、
一定の距離を持って観察できるようになると、
観察者の存在を感じることが
できるようになります。
そして、その観察者こそ、
本当の自分であり、超意識なのです。
この観察者を把握できるようになれば、
今度は、この観察者がいつも
目覚めているようにしてください。
すなわち、毎日、24時間、
思考や感情を観察し続けるのです。
そうしますと、観察者がついに覚醒し、
脳の中央にある観察中枢の松果体が活動し始め、
脳の中心で火花が散ってスパークします。
すると、第三の眼と呼ばれる
眉間の中枢が覚醒し、
覚醒したブッダへの第一歩を
進めるようになるのです。
そして、ずっと観察し続けますと、
次第に、観察者の存在がゆるぎなくなって、
観察者が自分自身を支配するように
なっていきます。
また、観察者は、本当の自分であり、
愛と英知と調和に満ちていて、
観察者が主人になると、
愛と英知と調和の人となり、
自我を超えて、超人となっていくことが
できるのです。
ちなみに、イエスキリストも釈迦も同じように、
観察者をしっかりと覚醒させて、
悟りを開きました。
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