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ケン・ウィルバーのトランスパーソナル理論

 

 

ケン・ウィルバーのトランスパーソナル理論
 
について、紹介していきます。

 

 

ケン・ウィルバーは、
 
アメリカの現代思想家であり、

 

また、トランスパーソナル心理学における

 

重要人物で、人間意識の進化段階論を

 

提唱したことで有名な人物です。

 

 

その進化段階論については、

 

人間意識は階層構造になっており、

 

一歩一歩段階的に成長していく

 

というものであり、

 

頂点まで登り詰めると、

 

宇宙と一体になって進化を遂げる

 

というものです。

 

 

そして、 ケン・ウィルバーは、

 

人間意識の進化段階を大きく分けて、

 

プレパーソナル、パーソナル、
 
トランスパーソナルの3段階に

 

分けました。

 

 

●人間意識の進化段階

 

 

(1) プレパーソナルの段階

 

プレパーソナルとは、パーソナルの前(プレ)

 

という意味です。

 

次のパーソナルの段階に移行する前の

 

段階であり、「個」としての自分を確立する
 
前の段階です。

 

具体的には、子供が大人になっていく

 

段階と言えます。

 

      ↓

 

(2) パーソナルの段階

 

パーソナルとは、「個」という意味ですが、

 

パーソナルの段階では、

 

「個」としての自分を確立し、

 

自我をしっかりと成長させた段階となります。

 

具体的には、大人になった段階と言えます。

 

      ↓

 

(3) トランスパーソナルの段階

 

「個」としての自分を確立した後に、
 
それを超えていく(トランス)段階です。

 

トランスパーソナルとは、

 

パーソナル(個)を超える(トランス)

 

という意味です。

 

具体的には、大人がさらなる高みに

 

成長して悟りへといたる段階です。

 

 

ケン・ウィルバーの人間意識の

 

進化段階で興味深い点は、人間の成長は、
 
「大人になって自我が確立したら終わり」
 
ではないということを、

 

はっきりと明言したことにあります。

 

 

大人になったら成長は終わりと

 

一般的には考えられていますが、

 

実際は、そうではなく、意識の覚醒、

 

自我の超越、悟りといった、

 

更なる成長が待っていると
 
いうことなのです。

 

 

そして、上記の3段階は、

 

(1)から順番に、(2)、(3)と進んでいきます。

 

 

これは、途中を飛ばして、
 
いきなり(1)から(3)に
 
行ったりすることはできません。

 

 

必ず、まずは自我をしっかりと形成してから

 

ようやく自我を超えることができるように

 

なるのです。

 

 

考えてみれば、

 

自我を形成できていないのに、

 

自我を超えることが

 

できるわけはありません。

 

 

それはまるで、
 
跳び箱が置いていない場所で
 
跳び箱をしようとする
 
ようなものです

 

 

また、しっかりと自我が形成されて、

 

自我が成熟しないと、
 
自我を超えていくことはできません。

 

 

たとえて言いますと、

 

柿の実が成熟しないと

 

落ちてこないように、

 

自我も成熟しないと、
 
落とすことができないのです。

 

 

したがいまして、子供が大人になり、

 

しっかりとした自我を形成するまでは、

 

世間でもまれ、色んな勉強をして、
 
自分というものを作り上げる
 
必要があります。
 

 

そうして始めて、トランスパーソナル、

 

すなわち、自我を超える準備が

 

できるのです。

 

 

ですので、社会経験もせず、
 
自我の形成もおこなわれていない状態で、

 

瞑想や内観をおこなっても、

 

なかなかうまくいかないのです。

 

 

それは、自我の形成という成長段階を

 

すっ飛ばしてしまっているからです。

 

 

 

 

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