リンゲルマン効果を仕事に応用する(ビジネス心理学)
リンゲルマン効果とは、
一体なんでしょうか。
(ビジネス心理学)
実はコレ、とっても興味深い
心理効果なんですが、
「社会的怠惰」なんて
呼ばれることもある効果です。
どういう心理かと言いますと、
「人間は集団になればなるほど
手抜きをする」ということです。
あなたも身に覚えはないでしょうか。
リンゲルマン効果については、
フランスの心理学者、
リンゲルマンの実験にて
判明した興味深い心理効果なのです。
さて、彼は、どんな実験を
おこなったのかと言いますと、
何人かのグループで綱引きをさせたのですが、
一人で綱引きをした時は、
100%の力を発揮していたのに、
二人で綱引きをした時は、
一人当たり93%の力に減少しました。
さらに、三人で綱引きをした場合は、
一人当たり85%の力になり、
八人で綱引きをした場合は、
一人当たり、たった49%の力にまで、
減少したのです!
これ、とっても面白い実験ですよね。
一人の時は、自分ががんばらないと
誰も手伝ってくれませんので、
一生懸命がんばって、全力を出そうとします。
しかし、グループの人数が増えるにつれて、
安心感と甘えが出て、
「みんながいるので、まあ大丈夫だろう」と
手を抜いてしまう心理がはたらくのです。
たとえば、大企業の人たちって、
全体として見ると大きな仕事量ですが、
一人一人にフォーカスすると、
結構、手を抜いて仕事しています。
そして、とても生ぬるい雰囲気が
流れているわけです。
体調が悪かったり、
何か都合があったりすると、
代わりは誰でもいるので、
仕事を休むことも多いですしね。
逆に、個人事業の経営者などは、
全力で100%、いや、120%くらいかも
知れませんが、ほんとうにフルに仕事しています。
頭と体の両方とも、最大限に使って
仕事に打ち込んでいるのです。
また、リンゲルマン効果のすごいところは、
世界中のどこでも同じ心理効果がはたらいており、
老若男女を問わず、広く見られるところです。
ただし、どちらかと言うと、男性よりも女性に、
顕著にその傾向が現れるようです。
では、このようなリンゲルマン効果を
仕事に応用するには、
どうすればいいのでしょうか。
集団の人数が多くなればなるほど、
自然とサボってしまうわけですから、
集団の数を多くしなければいいのです。
どういうことかと言いますと、
仕事を進める場合も、
できるだけ少人数でグループを作って
仕事をやらせる方がいいのです。
少数精鋭の考え方ですよね。
一つのグループを作る際に、
何十人もメンバーを入れてしまうと、
仕事量が大きく減り、
とてもコストがかかるということです。
したがいまして、グループを作って
仕事を任せる時は、
できるだけ少人数で
組織化するようにしましょう。
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