記念碑は社会的な展望記憶
記念碑は社会的な展望記憶
ということについて、解説していきます。
認知心理学では、計画や予定など、
将来に対する記憶のことを、
展望記憶と言っています。
そして、各地に存在する記念碑は、
社会的な展望記憶と言うことができます。
なぜかと言いますと、記念碑というものは、
悲惨な歴史を繰り返さないために、
将来への警告として建設するもので
あるからです。
たとえば、戦争の被害に遭った地域では、
決して、戦争を繰り返してはならない
という想いを込めて、
記念碑を建設します。
また、記念碑には、
歴史上の偉大な人物を記念したり、
歴史上の事件を記念して、
将来に伝える役割があります。
このように、記念碑には、
将来に何か大切なことを伝えるという
展望記憶のような役割がある
ということなのです。
そして、一人に対してではなく、
将来の大勢に対して展望を示しますから、
社会的な展望記憶と言えるのです。
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